また読書感想文(漫画の)です。
今回紹介するのはこちら。「読経しちゃうぞ!」(読み切り)と、それが連載化された「さんすくみ」(全10巻)です。
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さんすくみ コミック 全10巻完結セット (フラワーコミックスアルファ)
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おおざっぱに内容を言うと、神社の息子(神道)と、お寺の息子(仏教)と、教会の息子(キリスト教)の、仲良し二十代男子三人が色々やる話です。日常系with宗教とでも言うべきだろうか。なかなか異色の作品ですね。
たぶん「さんすくみ」から読み始めても大丈夫でしょうが、「読経しちゃうぞ!」も面白いので、そこから読むのがオススメです。
漫画で宗教を扱うと、宗教同士の対立の話や、特定の宗教をディスる内容になりがちな気がしますが、この三人はとても仲が良い上に、お互いの信条を尊重している感じがして大変良いです。皆がこうだったら世の中はもっと平和になるだろうなぁ…
一応少女漫画ですが、老若男女楽しめる作品だと思います。
宗教家の知られざる苦労話も分かるかも知れません。神社の息子だと笙(楽器)を習わないといけないのか…?
私は長崎旅行のエピソードが好きです。あとヤクザの葬式とかクリスチャン・メタルとか。クリスチャン・メタルの人は終盤で出てきただけに出番が少ないのが残念やね。
あと内容とは関係ないですが、連載されていた時期の関係で、登場人物の携帯が途中でガラケーからスマホに変わっているのが趣深い…
ちなみにこの物語の舞台は奈良らしいです。ちょっと奈良に行ってみたくなる。