empirestate’s blog

主に政治…というよりは政治「思想」について書いています。

憲法

社会のビジョン?

政治に関心がある人でも、どんな社会を目指すべきかというビジョンが欠けていると言われることがあります。私も多分そうでしょうが、私は正直言って、自分自身の生命と財産と自由が守られていれば、それ以上に特に社会に求める、実現したい理想やビジョンが…

改憲論

改憲について改めて言っておくと、私は9条だけを変えて自衛権を明記する案なら賛成できます。それ以外の条項は内容にもよりますが基本的には変えるべきではないと思います。特に人権の保証は確保しないといけない。以前の記事でも書きましたが、緊急事態条項…

信教の自由

信教の自由とは人が何かの信仰を持つ自由であり、また持たない自由でもあります。 もしかしたら、信教の自由とは単に特定の宗教を信仰する自由であるから、無宗教者や無神論者には関係ないと思われることがあるかも知れませんが、自分の信じることを信じる自…

権力の濫用を防ぐための規定

自民党案の緊急事態条項もそうでしょうが、時の政権に濫用されかねないような制度があっても、それが濫用されずに済む道はあります。それは、時の為政者がたまたま良心的で節度ある人間であることによって、しようと思えばできるけど、「濫用しないでいてく…

何のために国を守るか

人によって自国の「何」に愛着を持つかは違うと思いますが、私にとっては国に「自由」があるということが根本的に重要なことです。つまり、人身の自由や思想良心の自由や表現の自由(言論の自由)や財産権といった人権が保証されていること、また国民主権とそ…

憲法記念日

今日は憲法記念日でした。あまり批判的なことは言いたくありませんが、一部の人々の間では憲法と言うといまだに9条や平和主義のことばかりが取り沙汰されているようで、世論調査では9条の改憲については賛否がほぼ拮抗しているけど、緊急事態条項については…

緊急事態条項について

私は憲法学者でも法律家でも弁護士でもないので遺漏もあるでしょうが、懸念をそのままにはしておけないので書いておきます。自民党案の、憲法中の緊急事態条項の案については、私は今のところ反対です。私としては今のところ、自民党案のように内閣(行政)に…

軍国主義について

現代の日本は大日本帝国時代の反省の上に成り立っている面が大きいと思いますが、帝国期の全てを否定しているというわけでもなく、直接の反省の対象としているのは主に1930年代からの軍部独裁、軍国主義の体制であると思います。もっとも、その軍部独裁の体…

パリ不戦条約

ロシアのウクライナ侵攻でにわかに国際法について言及されることが増えました。その流れで国際法について多少調べていてパリ不戦条約のことを知り、戦争を原則的に違法とする動きは第一次世界大戦の後から本格的に始まっていて、日本の平和主義もこうした国…

ロシアのウクライナ侵攻について

(以下は現時点での内容)私はロシアによるウクライナ侵攻に反対します。少額ながらウクライナに寄付もしました。一部では、平和を訴えるならロシアだけでなくウクライナにも戦闘をやめろと言うべきではないかというような声もあるようですが、今回はウクライ…

改憲について4

最近また改憲の話が一部で持ち上がってきました。 改憲は今やるべきことなのかという意見もあるでしょうが、今でなくても今後出てくる可能性がありますので改めて私の考えを書いておきます。 自分としては、改憲は9条だけを変えて自衛権を明記するという内容…

改憲について3

以前の記事でも書きましたが、私は改憲は否定しませんが自民党改憲案には反対です。 この改憲案の根本的な問題は、これが天賦人権説を否定し、人権を事実上国から与えられたものとしている点だと思います。天賦人権説とは要するに人は人権を他人から与えられ…

改憲について2

改憲というと9条ばかりが注目されがちな傾向があるように思えますが、安倍首相は「前文も含めて全て」変えたいと言っていますし、実際、現政権はそういう草案を作ってもいます。私は、改憲自体は必ずしも否定しませんし、9条を一部変えてもいいと思っていま…

改憲について

憲法の改正について、私は、部分的には改憲しても良いと思っています。 とはいえ、私の考えでは、現在の憲法の理念を大切にした上で、変えたり加えたりする必要のある部分は変えるべきだと思っていますので、どちらかといえば、民進党や公明党や新党改革の立…