empirestate’s blog

主に政治…というよりは政治「思想」について書いています。

「未来のための公共」の国会前抗議

4/7(金)また国会前抗議に行って来ました。今回は首都圏反原発連合ではなく「未来のための公共」の抗議です。

私は少し遅れて着いたのですが、前に見た時と同じように、国会議員、学者、一般市民がスピーチをして、その合間合間にコールが入るスタイルでした。
今回は主に共謀罪についてのスピーチでした。共謀罪はこれから2ヶ月国会で審議されるということで、廃案に追い込むためにがんばろうと言われていました。

共謀罪について、「共謀罪は必然的に盗聴を伴うもので、政府が人々の日常を監視し、人々の言論の自由内心の自由にまで立ち入るものだ」
「私達は今、自由にものが言える民主的な社会を選ぶのか、独裁社会を選ぶのか問われている」
「野党は共闘、野党と市民も共闘して4度目の廃案に追い込んでいきましょう(共謀罪は過去三度廃案になっている)」
アメリカではかつて共謀罪のために労働組合の人々が次々と牢屋に入れられ、それが憲法違反であるとの判決を勝ち取るのに何十年もかかった」
「安倍さんの寿司友達の一人は、安倍さんは被害妄想の強い人で自分に反対する運動の背後には自分の敵がいると本気で思っているような人だ、と言っている。安倍政権で共謀罪を成立させるのは、ハッカーにパスワードを与え、泥棒に鍵を与え、放火犯にマッチを与えるようなものだ」
といったことが言われていました。

また過去に安倍首相が「土地の売買に私や妻が関わっていたら首相も国会議員も辞める」と言っていたことに触れて「その言葉の通り辞めていただこうではありませんか」とか、今村復興大臣の暴言について「原発事故は国と東電の責任ではないか。「自主避難者」が自己責任だなどとはひどい話だ」などといったことも言われていました。

スピーチをした一般の会社員の方が「デモをして何か変わるのか?と言われるかもしれないが、こうすることでやはり少しずつ社会は変わっていくと思う。今日はマスコミの方々も取材に来ているようなので、お茶の間の皆さんに訴えるためにも声を上げていきましょう」といったことを言われていたこともあって、合間合間のコールも熱が入っていました。
全体として賛同できる内容でした。「声が上げられる」という権利を守るためにも、こうした活動には意味があると思います。