empirestate’s blog

主に政治…というよりは政治「思想」について書いています。あと読書感想文とか。

関帝誕

昨日(2017 7/17)は関帝誕、つまり関羽の誕生日ということで中華街で出し物がありました。

関羽三国志で有名な実在の武将ですが、死後に神格化されて後は霊威が加わっていき、関帝、関聖帝君、伏魔聖大帝などと呼ばれ信仰を集めています。
日本で言えば菅原道真のようなものでしょうか。性格としては楠木正成のほうが似てますが。
こういう過去の偉人(と見なされた人物)の神格化を見るとやっぱり文化が近いんだな、と思います。まあそれを言ったらキリスト教(の一部)の聖人崇敬やイスラム教(の一部)の聖人崇敬なんかも似ているんですが。


↑こんな着ぐるみ?のようなものを着て巡行していました。手前の顔が黒い人は関羽の側近の周倉、後ろの若者は関羽の養子(実子?)の関平。この後ろに御神体をのせた神輿が続く。

↑獅子舞。他に竜舞や舞踊隊なども。

関帝廟だけでなく媽姐廟も参加していました。

↑東海竜王、西海竜王、北海竜王、南海竜王などがいました。北は黒、西は白などの色も五行説にのっとっています。本当はもっと写真を撮ったんですが、人の顔を消すのが面倒なのでこのくらいで。

関帝誕なためか、店の前には祭壇がちょくちょくしつらえられています。
関帝誕だから道教の祭壇かとも思われますが、中には仏教の祭壇らしきものもあります。

↑こちらは道教のものと思われる祭壇。

↑こちらは「佛光普照」と書いてありますし仏教のものでしょうね。

こういう光景を見ると、当たり前のことながら、中国でも儒教道教だけでなく、普通に仏教が信仰されているんだなということを思い起こさせられます。もとより、儒、仏、道は中国では伝統的に三教と呼ばれてきた代表的信仰です。

民族の独自性、ということを意識していると、どうしてもその民族の「独自の」信仰、日本で言えば神道、中国なら儒教道教、インドならヒンドゥー教、などが意識されがちですが、実際には仏教やキリスト教イスラム教などの世界宗教もそれらと同じように、場合によってはそれら以上に、人々の「現実の」信仰や精神性を形づくっているんだろうと思います。