empirestate’s blog

主に政治…というよりは政治「思想」について書いています。あと読書感想文とか。

リベラルネット戦略について

筆者はリベラルネット戦略に賛同しています。この戦略は、ネット上でリベラル側が自ら情報を発信し、またそれを助け、ネット上にリベラルなメディアと言論空間を築こうというものです。
こちらもどうぞ。

https://liberalhq.hatenablog.com/entry/liberal-internet-strategy

こちらも。

http://liberal-strategy.localinfo.jp/

こちらも。

https://twicafe.century.yokohama/Library/

ところで、この戦略が直接対抗しているのはいわゆるネトウヨの言説であり、またそれに対抗するためというのが、この戦略の生まれてきた直接のきっかけだと思いますが、そのネトウヨの言説がなぜ悪いのかといえば、その主な理由は、それが嘘、デマ、偏向にもとづいているからです。

そしてそのデマ情報を受け入れている人々の間では、架空の日本、架空の歴史、架空のストーリーが出来上がっており、
(そこでは、例えば関東大震災の時の朝鮮人虐殺も無かったことになっており、南京事件慰安婦問題もその他の残虐行為も無かったことになっており、在日コリアンは凶悪犯罪ばかり犯していることになっており、日本社会とマスコミと国連とは中韓に裏で操られていることになっており、自分たちのような真実に目覚めた日本人はそれに抵抗するレジスタンスだということになっており、日本と世界に潜んでいる「反日」と闘わなくてはならない、といったストーリーができています。)
このような世界観にもとづいて行動する人々が、現実の政治までも動かしている、また動かそうとしているわけで、その影響力は、デマを信じないようなそれ以外の全ての人々にまで及んでくるものです。

こうした人々は嘘にもとづいて差別と敵意と専制と隷従を作り出そうとしており、政治を通して、デマを信じない人々にまでその支配を及ぼそうとしているわけですから。

それですから、そういうデマ情報を信じない人々にしても、降りかかる火の粉は払わねばならないので、ネットで対抗することを余儀なくされています。ですから、言ってみればこれは防衛戦であります。


ところで、ネトウヨにとっては、デマ情報がライフラインであるように思います。

ネトウヨにも二種類いて、確信犯的にデマ情報を流す政治関係者やビジネス右翼(扇動家)と、デマ情報に踊らされている一般ネトウヨ(大衆)とがいるように思えますが、いずれにせよこの関係はデマ情報の発信と受信によって成り立っているものです。
そしてこのデマを受け入れている人々の間では、嘘にもとづいた独自の世界観が形成されており、扇動家がその世界観にもとづいて、新たなデマを流して煽りをかければ、それに連られて動くという一大集団と化しているようです。
要するに、デマを流す扇動家は、この集団にとっての預言者であり、霊媒師であり、精神的指導者でもあります。そして彼らの流すデマ情報は、一種の「お告げ」であり、経典であり、一般社会では得られない「隠された真実」であります。そしてこの情報を得ている大衆は、マスコミに騙されてる一般人とは違って、隠された真実を知った、目覚めた日本人というわけです。

彼らがマスコミに対して異常な敵意を持っているのもこのためでしょう。つまり、マスコミが少しでも事実を報道し、彼らにとって都合の悪い報道をすると、彼らの共有しているストーリーが傷つけられ、暗に彼らの経典が「嘘」だと言われていることになるからです。
だから、彼らはことあるごとにマスコミは嘘をついていると主張するわけですが、それは「マスコミを信じてはいけません。代わりに私達を信じなさい」と言っているのと同じです。
言ってみれば、ある宗教の信者が、自分たちの経典と違うことを言う他派の経典を、誤りだ、異端だと見なして攻撃するようなものです。


で、リベラルはネトウヨに比べてネット上ではだいぶ遅れをとっているわけですが、リベラル側にアドバンテージがあるとしたら、それはネトウヨが、ネット上の匿名の書き込みや怪しげなまとめサイト、あからさまな嘘などのデマ情報にもとづいた情報を発信しているのに対して、リベラルはもっと信頼できる情報源(新聞や官公庁の資料や国際機関の発表など)にもとづいた情報を発信しているということです。

そしてまた、ネトウヨはデマにもとづいて差別と憎悪と分断のような公序良俗に反することを広めようとするのに対して、リベラル側は自由と平等と融和のような公序良俗にかなうことを広めようとするということです。ですから、ネトウヨの憎悪を煽る動画などは通報でbanされるけど、一般人の動画はbanされないわけです。

要するに、ネトウヨは嘘を元にして、不道徳不公正を広めようとするのに対して、リベラルは事実を元にして、道徳、公正を広めようとするものです。

ですから、私達の活動は、事実を広めていくことで、嘘を打ち消していき、嘘にもとづいた差別や憎悪や誤った政策を打ち消していき、もって健全な社会の発展に貢献していくことにその主な意義があると言えます。


まず何よりも事実にもとづいていなければ、正しい判断は下せませんし、至るところで嘘がまかり通っていれば、社会からは信義が失われ、信義が失われれば、社会そのものも崩壊していくでしょう。ですから、これは私達の社会を守るための戦いでもあります。

聖徳太子の十七条憲法にもこんな条文があります。
“第九条
「信」は道義の根本である。何事をなすにも信義がなくてはならない。ことの善し悪し、成功と失敗はかならず信義による。群臣ともに信義があるときは、何事も成らないことはないだろうが、群臣ともに信義がなければ、万事ことごとく失敗するだろう。”

あんずちゃんもこんなこと言ってますしね。

https://youtu.be/H4VIj24P0vo