empirestate’s blog

主に政治…というよりは政治「思想」について書いています。

エコーチェンバー

snsなどで同じ意見の人々ばかりが集まることで視野が狭くなり意見が先鋭化しやすくなることをエコーチェンバー現象といいます。

 

これはsnsなどインターネット上で起こりやすいことのようですが、ネットに限らずどんな集団でも起こり得ることでしょうし、政治的な集団でも右派左派問わず起こり得ることだと思います。

 

私もどちらかと言うと思考が偏りやすいタイプだと思うので自戒を込めて言いますが、世の中で協調性が必要なのは確かですが、一方ではその時々の論争や党派心に引っ張られて、考えなしにとは言わないまでも軽率に流れるという恐れはやはりあると思います。

党派自体は悪くなくても、自分には適性がないということもあり得ますし。

私も、党派が悪いというのではないけど、自分としては党派的に何かやるということには適性がないように思います。

 

なので、やはり安易に結論を出さずに自分で考えて納得するということが大事なんだろうと思います。

まぁ自分で考えて納得したことなら正しいのかと言ったらそうとも限らないので、だからこそ共同体の経験や集合知が必要になってくるのだと思いますが。

銃撃事件のあとの世論

安倍元首相の銃撃事件のあと、統一教会が注目を集めて糾弾されるようになり、それと政治家との関係も追及されるようになりましたが、統一教会と一部政治家との関係は今になって知られるようになったわけではなくて、それ以前から時々指摘されていたことでした。(統一教会に限らず宗教団体と政治家との関わりは他にも指摘されてきましたし。)

事件の前から、霊感商法対策弁護士連絡会が政治家に統一教会と関わらないように要請してきたけれど、かつてはそれも黙殺されてきたようですし。

 

しかし、そういう指摘があっても、実際に殺人事件に発展するまではこうしたことも黙殺されてきたというので、こういう言論が通じない状態が続いてきたことが事件の背景になっていたようにも思えます。

もちろんだから銃撃が許されるというのではないですが、それ以前から暴力ではなく言論で追及されるようになっていれば、銃撃事件も防げたのではないかという気はします。

 

この点で、しょせん言論では世の中は動かないけど、実力行使でなら動くという認識が世の中に広まってくるとしたら、それがまた同じような事件を引き起こすことになりかねないと思いますし、一部でこの事件を支持するような声があるのは危ういことだと思います。

今後はもっと言論が通じる世の中になってほしいと思います。これは自分にとっても簡単なことではないですが…

消費税のこととか

消費税の減税は私も昔支持してましたが、去年くらいからは懐疑的になっていて、今のところは10%で据え置きにするのが無難だろうと思っています。

 

個人的には経済政策にはあまりこだわりがないので、その時その状況で効果があることをやればいいと思っています。

もっとも、北欧のような高負担高福祉の方向性をとるか、米国のような低負担低福祉の方向性をとるかで政策も変わってくるだろうから、そこに思想の違いが出てきたりはするでしょうが。

 

それに経済政策には常にこれが正解というのは多分なくて、現代でこそ貧富の格差が問題になってますけど、第二次大戦後間もない時期の日本のような状態なら、格差はさておき成長性のある産業に集中的に投資しておいて、そこから他の人々に富が波及することを狙うという政策も有効だったろうと思います。(当時は石炭と鉄鋼に重点投資されていたそうです(傾斜生産方式))

これはトリクルダウン理論と似てるように思いますし、今ではそれをやっても格差が広がるだけで他の人々には富が波及しないと言われたりしますが、当時としては有効だったろうと思います。

 

また北欧のような高負担高福祉の体制にしても、ある日突然できたわけではなくてそれなりの背景があって徐々に出来たもののようですし、仮に日本がその方向を目指すにしても、突然消費税を25%まで上げるとなったら多分機能しなくて、やるにしても状況を見て徐々に上げていくということになるだろうと思います。

 

そんなわけですから、消費税について据え置きや増税や減税を主張する人がいたとしても、それは必ずしも悪意があって言ってるわけではなくて(中にはそういう人もいるかも知れませんが)、基本的には、その人がそれが必要だと思うから言ってるのだろうと思います。

 

ですから、こうした政策の違いをあまり悪いほうにとって対立を深めるよりは、共通点を見出し落とし所を模索するほうが建設的だろうとは思います。もちろん時には対立することも必要ではありますが、最終的には合意形成を目指すのが政治の役割だと思いますし。

まぁ合意形成を目指すと言っても、それこそ言うは易く行うは難しというものなんでしょうが…