empirestate’s blog

主に政治…というよりは政治「思想」について書いています。

個人の努力と社会

誰かが社会に対する批判を言うと、それに対して努力もせずに他人のせいにしていると批判されたり、いややっぱり社会が悪いじゃないかと言われたりすることがあると思います。

 

私は基本的に、人は誰しも生きていくうえで努力が必要だと思ってますし、そこを否定するつもりはありません。なので、もし努力すれば結果がついてくるのなら、それはもう個人で努力するべきだろうと思います。

しかし、もし努力しても結果がついてこないなら、そこには個人の努力以外に別の障害があるかも知れませんし、その場合は結果を出すためにはその障害をどうにかしないといけないかも知れません。そしてその障害の中に社会の問題があるとしたら、その場合にこれが問題になるものだと思います。(もっとも、その障害が取り除かれたとしても、やはり個人の努力は必要でしょうが)

例えば過去に一部の医大で女子の受験者が不当に減点されていた例などはこれに当たるでしょう。

 

もっとも、どの程度が個人の努力の問題でどの程度がそれ以外の問題かは、人によってだいぶ事情が違うので一概には言えません。私も時間の経過やその時の状況次第でどちらに重きを置くかが変わってます。もちろん、その比重についての判断を誤るということもあり得ますし。

 

世の中には人に頼らず自分で頑張りすぎたせいで心身を壊すという事例もありますし、自助努力が必要なのはもちろんですが頼るべきところでは人に頼るということも必要でしょう。その見極めが大事なんだろうと思います。