また読書感想文(漫画の)を書いていこうと思います。これも少し前に読んだものです。
(読書感想文自体は前から書きたいと思っていたものの、以前はリンクを貼れなかったので、紹介したいと思うものがけっこうたまってるんですよね。ご承知下さい)
ところで、少年漫画に比べて少女漫画を読むメリットは何かと言うと、もちろん内容の好みの問題もありますが、私としては「巻数が少ない」ことを一つの理由として挙げておきたいです。
少年誌とか青年誌だと、みんなとは言いませんが、人気のある作品だと40巻とか50巻、場合によっては100巻以上続いてるものもありますし、連載期間もそれに比例してとても長いことがあり、途中から読もうと思うとなかなか大変なものがあります。
その点、雑誌のシステムの違いなのか知りませんが、少女漫画は15巻もいけば多いほうで、ものによっては2巻や3巻、1巻完結のものもあります。それに、短いものも必ずしも人気がないからというわけではないようですし。
そんなわけで、あまり時間が取れない人にもオススメできるんじゃないかと思いますね。
で、今回紹介するのも1巻完結のものです。
「泥だらけのハニー」
- 作者: 水森暦
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2016/03/18
- メディア: コミック
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主人公は農家の娘で、三人姉妹の長女です。けっこう珍しい設定かな?名前は米子(よねこ)。(それにしても、三人姉妹の名前が、種子«たねこ»、稲子«いねこ»、米子ってスゲーな…)
「嫁(い)き遅れ」と自分で言うくらいの年齢なのも珍しい気がします。
あの麦わら帽子に長靴の農家ファッション、ちゃんと理由があるんやな…
さて米子さんは農業を好きではありますが、最近は農家も後継者不足らしいですし、色々面倒な問題があるみたいですね。
「働いて食べる
人生それだけじゃ
駄目かしら」
(米子心の俳句?)
分かるわ…ただ生きていくだけではない。人間社会は色々面倒なものですからね…
そんなわけで、後継者不足の農家に、米子さんが昔都会にいた頃の知り合いが、期待の新人として来てくれます。しかし、彼にはとある秘密があって…?という話。
現代の農家が抱える問題とかが身近に感じられるかも知れません。米子さんみたいに真摯に仕事に向き合ってる人は私からすると尊敬しますね…
あと、同じ作者の作品ではこれもおすすめです。これも1巻完結。
「ハウスキーパーマン」
- 作者: 水森暦
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2014/01/20
- メディア: コミック
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元ヤンキーの主人公がハウスキーパー(雇われて掃除とか料理とかする人)として働きます。ついでにあなたのお宅のトラブルも片付けちゃいますよ!
って話。
こういうの家事メンって言うんでしたっけ?まぁ家事するだけで家事メンとか言うのは、逆に日本で男性が家事をする習慣がないことを浮き彫りにしている気もしますが、この主人公くらいの家事ガチ勢だとまさに「家事メン」という感じがしますね。圧力鍋で煮込むぞコルアアア!
これに載ってる排水溝のぬめり取りのテクニック、使ってる人も多いのでは?(私もやってます)
あと、主人公が農家の娘という設定つながりで言うと、これも外せないですね。
「原始人彼氏」(全3巻)
- 作者: 北福佳猫
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2017/09/05
- メディア: Kindle版
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このタイトルと表紙だけでインパクトがありますが、まさか本当に原始人が彼氏になるわけじゃないだろ…と思っていたら、わりとガチだったという、なかなか斜め上にぶっ飛んだ作品です。
まぁさすがに原始人のままってわけじゃなくて、一応進化?みたいなことはあるんですが、それにしても最初はガチですからね…色々とすごい。
昔、「1万年と2000年前から愛してる~」って歌がありましたが、1万年どころじゃない、250万年前から愛してる!って、どんだけスペクタクルだよ…
でも何だかんだで、最後はけっこう感動しました。人類愛が感じられるような気がします。
あと、劇中劇?の「農業戦士 イネカル☆おこめ」ってタイトルが素晴らしいと思いました。